岩村当社は会社設立から60余年で創業から申しますと今年で99才となりました。
その間、おおざっぱに云えば、工場設備、生産設備の電気制御装置、社会インフラ関連等、設備産業の中で時代を生きてきました。
岩村永ければ良いと云う訳ではないのですが、その時代に合わせた、或いは時流を読む力があったのは事実かと思っています。 例えば創業初期に、映画撮影が盛んな京都ならではですが、撮影所の照明設備を手掛けたことがスタートだと思います。 またお客様にも恵まれてきました。
岩村戦後、配電盤から再スタートし制御系へシフトして行きましたが、主に重電系でした。 日本の高度成長の末期あたりから弱電システム品も手掛け、比較的ニッチな分野で生産展開を図っています。 こう云う中で最重要点は云う迄もなく人材の質と絶対人員の確保、それから品質の向上です。基となる求人活動は大きなポイントです。
岩村当社は求人の方では苦戦をしていまして、小さい会社だということで学生さんになかなか振り向いてもらえないという点や、交通アクセスもあまり良くはない等、色々な理由がある中で私自ら学校に出向いたりしていますが、学生の方は求人票だけで活動するということはなく、やはりインターネットなどを利用して就職先の会社を探しておられる。そこで弊社もネットを利用して求人につなげたいという気持ちでいます。
岩村新卒、中途を問わず、この仕事を自分のものにする。この仕事で一旗あげて認めてもらう。何か起爆剤的な存在になりたい。といった思いをもって仕事をする人。基本は仕事に対する真面目さをもった人ですね。
岩村そうです、言われたことをこなすだけでは本人も面白くないでしょう、仕事に限らず何でもそうだと思いますが、「こうなるはず」がそうならない時に「なぜ?」と思い、そして思うだけでなく考えて解決するための行動に移す。そのような感覚を持った人は採用面接などでもわかります。
当社だけではないと思いますが、勉強ができる、できないではなく、先ほどのような意志を持つ人、感じられる人に注目します。しかしそういう人材は他の会社も必要としていていますが…(苦笑)。
岩村まず応募された方が当社に対して手を挙げていただいたのはなぜなのか? 当然、それまで社会人としてのご経験をお持ちの方ばかりですから、当社の事を調べて来られていると思います。その方がどこまで調べて来られているか、ご自身がお持ちのハートの部分、技術の部分で何ができるのか。会社にどういった形で貢献できるのか。そういった事をどれだけ具体的に語れるかです。「就職しなければ」「給料はどれくらいか」だけではでは続きませんね。
岩村私と会長の日比が担当しています。
日比面接は、する方もされる方も「形式的な面接」になりがちですが人柄を重視し面接でそれを見ます。いろいろな角度から質問をして、その中で仕事に対する意欲、ガッツのある方、前向きさを。そこで出身や学歴は問いません。その人のやる気次第です。あとは協調性、全体のチームワークで進める仕事ですからスタンドプレーはやはり困ります。
一般論ですが、短時間の面接でその方の事を知る、また会社の事を知っていただくのは難しいと思います。今はインターンシップ制度もありますから、見習いでもいいので来ていただき「この仕事なら」「この会社なら」と思ってもらい、こちらも仕事ぶりを見て、その後に入社していただくのが良いと個人的には思っています。
新卒の方に向けても毎年定期的に求人はしていますが、なかなか応募が増えませんのでさらにPRしていきたいですね。